小説を書く際には、「読みやすく、わかりやすい、伝わる文章を」と心がけているものの、どう書けば「伝わる」だろう?
誤字脱字誤変換、語句の用法誤りが無い事はもちろん、難解な言い回しや難しい漢字を使わず、表記の統一(「事」と打つか「こと」と打つかなど。)、読点の位置等など、気を遣う事はたくさんある。文章作法に気をつければ「読みやすい文章」はクリアできる。でも「伝わる文章」は文章作法だけでは到達できない所にあると思う。場面の緊迫感や悲愴感、ほのぼのした雰囲気や穏やかな空気、映像の無い小説でどこまでそれらを伝えられるか、感じてもらえるか。自分のお話に入り込みすぎて、自分だけが空気を感じられても意味が無いけど、客観視するあまりに書く事を作業化してしまうと、心の入ってないお話になってつまらない。
一筆入魂、ただし冷静に見る余裕を忘れずに。「伝わる文章」、まだ遠い頂……。日々是精進!
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