キャラメルボックス'08サマーツアー『嵐になるまで待って』、13日の夜の回を観に行った♪私は初めて観るんだけど、この作品の上演は4度目だそうで、サスペンス色の強い作品。
声優を志望する君原ユーリはテレビアニメのオーディションに見事合格した。スタッフや共演者との顔合わせで、中学生でプロの声優として活躍するアベチカコ、主役を務める俳優の高杉、作品の音楽を担当する波多野とその姉、雪絵と出会う。ユーリの声と波多野の声が似ているというディレクター。そして耳の聞こえない雪絵に乱暴を働いた高杉に波多野は「やめろ!」と叫ぶ。その瞬間、ユーリには波多野のもう一つの声が聞こえた。「死んでしまえ!」と。翌日、高杉は収録スタジオに姿を現さなかった。親友の死に波多野が絡んでいると疑う高杉。ユーリにしか聞こえなかった波多野の「死んでしまえ!」という叫び。高杉と連絡が取れないと慌てるスタッフ、ユーリは怯え波多野の前から逃げ出してしまう。その夜、波多野からユーリに電話がかかってくる。イルカのペンダントを拾ったから取りに来てほしいというものだった。そのペンダントは、ユーリが秘かに想いを寄せる元家庭教師・幸吉から貰ったものだった。ユーリが自分を避ける理由を察した波多野は、ユーリのコンプレックスである男っぽい声を突いて言い放つ。「君が声を出さなければ、彼は君を愛してくれる。」その直後、ユーリの声は失われた。アニメの収録が始まるまであとわずか。ユーリと幸吉はユーリの声を取り戻すため、精神科医の広瀬教授を訪ねた。ユーリの声は戻るのか。波多野のもう一つの声とは一体何なのか……?
西川浩幸さん演じる広瀬教授のコントのような一人芝居に涙が出る程笑わせてもらった^▽^ハイテンションなディレクター達のやり取りや、ユーリの想いをわかってるようでまるでわかっていない幸吉くんのリアクションも楽しい^^
耳の聞こえない雪絵の会話は筆談と手話。発声する台詞が一つも無いにも関わらず、彼女の喜びや悲しみ、苦しみがびしびし伝わってきた。そして波多野姉弟の唯一の家族であるお互いを大事に想う気持ちが、交わされる視線や手話でのやり取りから伝わってくる。それが、この悲劇的な嵐の引き金ともなるのだけど……。
以下ネタバレを含むので続きへ。
核心に触れていますのでご注意下さい
PR
http://suigyokukan.kagome-kagome.com/%E8%A6%B3%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%80%8E%E5%B5%90%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%BE%85%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%8F%E3%82%92%E8%A6%B3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E2%99%AAキャラメルボックスサマーツアー『嵐になるまで待って』を観てきた♪