小さい頃から「親とそっくり」と言われる事が嫌いだった。容姿や体質は仕方ないとして、性格や趣味嗜好が似ていると言われるのが嫌だった。「お母さんに似ておとなしくて優しくていい子」とよく言われたが、私にとっては「そう在らなくてはいけない」と言われているようで苦痛でだし不愉快で仕方なかった。「芸能人の誰々に似てる」と言われる事も、私には褒め言葉にならない。その前にそんな事言われた事無いけど。
「私は親や誰かのコピーじゃない」「私は私、他の誰でもない」そう言外に主張しながら思春期を過ごしていた。
そしてそんな思いは現在の創作においても同様で、影響を受けたものは沢山あるし、意識して取り入れてるものも沢山ある。けどそういうものを読み手に悟られないように気を配っている。お遊び的にワザと元ネタをばらしてる部分もあるけれど、全体として「影響を受けたものから美味しいとこ取りをしてるだけ」にはならないよう気をつけている。でなければ何のための創作なのかわからなくなるから。他の誰かでも書けるようなものではなく、私にしか書けないものを書きたい。究極の目標。
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