ばたばたしてこんな時間の更新になってしまいました><
本日の更新は折本掌編集「掌小説語り~平安恋愛譚~」です。
平安時代の恋模様を綴ったついのべ3編を加筆修正したもの。
時代や世の中の制度が変わっても、人が人を想う心は変わらないんだなぁなんて思います。
表紙の巻き物に記載した和歌は百人一首から探した和歌です。
小倉百人一首53番、出典は
拾遺集。作者は右大将将道綱母、藤原道綱の母親です。
「歎きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」
訳:嘆いて嘆いて、一人淋しく寝る夜の、明け方までの時間がいかに長いか、あなたはご存知ですか? ご存じないのでしょうね。
通い婚が主だった平安時代、待てども待てども来ない夫への嘆きと抗議の込められた歌です。
楽しんで頂けたら幸いです。
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