小説を読んで大感動した『パコと魔法の絵本』、ようやく映画版を観に行けた♪
あらすじは小説版とほぼ同じなので端折るとして。
Webサイトで予告編を観た時には、「これってCGにする必要があるのかな?」って疑問を感じたけど、劇場で観て納得。あれはパコが見ているイメージだったんだ。役者さんの演技とCGとが交錯する劇中劇のシーンは全く違和感なく、心躍らせてくれる素敵なシーンになってた[[pict:kirakira2]]
大貫老人、序盤は小説同様腹の立つ人なんだけどが、中盤以降は眉間に刻まれた縦皺さえも優しいものに見える。パコの事を知り自分の行いを反省して泣き出す大貫と、それを見守る浅野医師のシーンは知っていてもやっぱり涙が出た[[pict:yellow2]]
元有名子役・室町の傾いている病室と、レトロなおもちゃが散らばる中に浮かぶ子役時代の彼の幻影達が、室町の追い詰められっぷりを更に際立たせていて、半狂乱になる彼の姿は怖いくらい[[pict:hi]]そんな室町を想う看護士・タマ子が、自分のロッカーに貼った子役時代の室町の写真を見せ、「下手でも何でもいいから見せてくれよっ!」と叫ぶシーンも胸を打たれる[[pict:yellow2]]
そして何よりパコ役のアヤカ・ウィルソンがめちゃくちゃ可愛い! 本当の天使のような微笑みと無邪気そのものの立ち振る舞い、まさに「天真爛漫」を具現化したような存在[[pict:kirakira2]]将来も美人さんになりそう♪
CGが駆使され、登場人物はメイクも性格も濃い人ばかり、過剰な演出やカメラ目線になる登場人物もいたりと、一見リアリティのない世界のようだけど、その奇抜な見た目がかえって登場人物達の感情をくっきりと浮かび上がらせてくれていて、嘘のないそれぞれの想いに心揺さぶられた。そして役者さん達が、この作品を思いっ切り楽しんでいる事が伝わってくる。
楽しさあり感動あり、心が洗われる映画だった。DVDが出たら絶対買うぞ♪何度でも繰り返し観たい作品だった[[pict:meromero2]]
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