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創作裏話、Web拍手御礼、マイブームなど。
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    キャラメルボックス'09スプリングツアー『容疑者Xの献身』を観てきた♪

    3日に演劇集団キャラメルボックスの公演『容疑者Xの献身』を観てきた♪

    映画版よりも原作に忠実に作られていて、原作ファンとしては安心して観られた^^
    笑い所はあるものの、いつものキャラメルボックスとは少し違う、シリアスで重い雰囲気。序盤から漂う絶望感。トリックや結末を知っていても、ラストの靖子の「私なんかの為に申し訳ありません!」という叫びと、靖子の姿を見た石神の咆哮には涙が溢れただだ泣き
    石神の靖子への言葉、「私からの連絡はこれで最後にします」「私に何があっても貴女方は傍観者でいて下さい」この辺りからもう既にうるうるうるうる
    序盤で殺された富樫の嫌な奴っぷりもお見事だったし、絶望的な現実に不安げな美里の姿が印象的。
    また緊迫した場面が続く中で、弁当屋の米沢店長やアルバイトの学生・金子、草薙刑事と岸谷刑事、間宮刑事とのコミカルなやり取りにはホッと心和んだ^^
    そして認め合った友人である石神を想う湯川の言葉にもジーンとするうるうる真相に気付いた湯川の衝撃と、湯川に悟られたと知った後の石神の行動、交わらなかった2人の想いが切ないうるうる
    原作と映画版を観た時には、「救いの無い、誰も幸せになれない結末」だと感じたけど、キャラメルボックス版のこの作品は温かさと幸せへの希望があるように感じた。完璧だったはずの計画は崩れ、最愛の人を守れなかった絶望。自分と娘の為に、石神にとんでもない事をさせてしまったという罪悪感。けれど、石神にも靖子にも、不幸や絶望はここで終わって、罪を償った後には幸せになれる道が繋がっていると思わせてくれたうるうる

    東野圭吾さんの中でも大好きなこの作品とキャラメルボックスが出会った事に感謝したいキラキラ

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    キャラメルボックスハーフタイムシアター『すべての風景の中にあなたがいます』『光の帝国』を観てきた♪

    11日に演劇集団キャラメルボックスのハーフタイムシアター『すべての風景の中にあなたがいます』『光の帝国』を観て来た♪

    『すべての風景の中にあなたがいます』(原作:『未来(あした)の思い出』 梶尾真治)
    熊本に住む広告デザイナーの滝水浩一は、白鳥山に登った4月のある日、雨に降られ頂上から降りてきた女性と共に洞で雨宿りをする。浩一が持っていたコーヒーを飲みながら話し2人は打ち解ける。浩一はもう一度会えるようにと秘かに願って自分の住所と名前が書かれたリュックカバーを彼女に渡し、止み始めた雨の中彼女は去って行った。その後浩一は彼女の手帳が落ちている事に気付き、藤枝沙穂流という彼女の名を知る。
    沙穂流からの連絡は無く、意を決して浩一は手帳の住所を頼りに沙穂流の家を訪れた。しかしそこに住んでいたのは、藤枝沙知夫と詩波流という若い夫婦のみだった。だが浩一は沙知夫と詩波流の2人と沙穂流がよく似ている事に気付く。数日後、街で偶然藤枝夫妻に会った浩一は「先日生まれた娘に"沙穂流"と名付けた」と聞かされる。
    白鳥山で出逢った沙穂流は、目の前にいる赤ん坊の未来の姿なのか?
    美しい白鳥山で起きた、30年の時を超える幻想的な恋愛物語。

    『光の帝国』(原作:『光の帝国』収録『大きな引き出し』 恩田陸)
    小学4年生の春田光紀は、読んだものを1度で全て暗記し、しまった記憶は決して忘れないという能力を持っていた。光紀の姉・記実子も彼の両親も同じ力を持っている。彼らは「常野」と呼ばれる代々不思議な力を持つ一族であり、彼らは迫害を恐れそれをひた隠しにして生きていた。
    ある日の下校中、光紀は平家物語を暗唱していた所を1人の老人・猪狩義正に見られてしまう。光紀が怪我をしている事に気付いた猪狩は、自分が経営する医院に連れて行き手当てをする。古典文学を好む猪狩は光紀を気に入り、光紀も猪狩に心を開いていった。
    ある日光紀が猪狩と彼の長男・悠介との確執を知った後、猪狩は倒れ病院に運ばれる。両親の都合で引越す事になってしまった光紀は、家を飛び出し猪狩が運ばれた病院へ駆けつけた。発作を起こした猪狩の手に触れた瞬間、光紀の脳裏に猪狩の記憶が雪崩れ込み光紀は昏倒してしまう。5日後、昏睡状態から覚めた光紀は猪狩が他界したと聞かされた。猪狩の記憶を見て彼の悠介への想いを知った光紀は……。

    『すべて―』、滝水と彼の友人・加塩とのやり取りがとても楽しかったハート加塩カッコイイしハートハート加塩の細かいボケと滝水の突っ込みや、2人のふざけ合いが長年の友人っぽくリアルで楽しいハート滝水の回想シーンにその場にいなかったはずの加塩がちょっかいを出そうとして滝水に怒られる、なんていうシーンは舞台ならではの演出で面白かった。
    人の手が入っていない太古の自然が残る白鳥山で、30年の時を超え出逢い一目で惹かれ合った滝水と沙穂流。いつでも逢えるわけではなく、触れ合ったのは雨宿りをした1度だけ、自分達が30年の時を隔てていると知った後は、雨宿りをした洞へ手紙を残して心を通わせる2人のピュアな想いに惹き付けられる。
    実際には有り得ない事だけど、2人の愛した白鳥山にはそんな事が起きても不思議はない神秘さがあるんだろうと感じた。自分は一目惚れをしない性質だけど、こんな恋は憧れるハート
    「同じもの(白鳥山)を愛している人となら、どんな障害があってもうまくいく」一字一句まで同じじゃないけどこういうニュアンスの事を沙穂流が口にする。とても共感でき、また沙穂流の強い想いを感じられる台詞だった。台詞の一つ一つがストレートで心に響いてきたハート

    『光の帝国』、猪狩の老人が持つ頑固さや寂しさ、素直になれない厳格な父親の姿、ベッドの上で見せた悠介を想う表情、すべてに惹き付けられたハート演じているのは私とさほど年の変わらない役者さんなんだけど、60年の人生を重ねてきた"猪狩義正"にしか見えなかった。凄く素敵だったハート
    映画監督を目指した悠介と、医師を継がせたかった父。「俺は人形じゃない!」と叫ぶ悠介と「だったら出て行け」と言い放った父、兄を憎み「自分が医師を継ぐ」と決めた弟・康介、すれ違う3者の想いと、秘かに悠介の夢を応援していた不器用な父の姿、光紀によって父の想いを知った悠介の姿にジーンとするうるうる
    親って無条件に子どもを大切に想っているものなんだと感じた。

    以下ネタバレを含みます。ご注意下さい。

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    『K-20 怪人二十面相伝』を観てきた!

    江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎と怪人二十面相を題材にした、北村想さんによる同名小説を映画化した作品。

    時は1949年。第二次世界大戦は回避され、19世紀から続く華族制度が生み出した極端な格差社会の下にある帝都・東京。
    学術会議場から、無線による送電システム「テスラ装置」の模型が衆人環視の中盗まれるという事件が起きた。模型を持ち去ったのは、帝都を震撼させる正体不明の大怪盗・怪人二十面相。明智小五郎らが現場検証を行うと、そこには二十面相が使った変装用マスクが残されていた。
    ある日、グランド・サーカスのスター曲芸師・遠藤平吉は、カトラリー雑誌『事件実話』の記者を名乗る男から「名探偵・明智小五郎男爵と羽柴財閥令嬢・羽柴葉子の結納の儀を写真に収めてほしい」と依頼を受ける。結納の儀が行われる羽柴ビルの最上階のから、儀の模様を隠し撮りすべくシャッターを切ると、突然轟音と爆発が起こり会場は煙に包まれる。折りしも、二十面相から「羽柴財閥が所有する絵画『バベルの塔』を頂戴する」という予告状を受け羽柴ビルは厳戒態勢にあった。平吉は軍警により怪人二十面相として逮捕されてしまう。刑務所へ護送される平吉を救出したのは、サーカスのカラクリ技師・源吉とその仲間達。源吉らが住む長屋へ案内された平吉は、泥棒という源吉の裏の顔を知り衝撃を受け長屋を飛び出してしまう。サーカス小屋に戻った平吉だが、小屋は軍警の手によって焼き払われた後だった。町には平吉を二十面相として指名手配するポスターが至る所に貼られている。居場所を無くした平吉は、サーカス団の少年・シンスケと再会する。シンスケに連れられて孤児達が暮らす地域・ノガミへやってきた平吉は、彼らの為にそして自分の無実を証明する為に源吉らの長屋へ戻り、二十面相と戦う力をつけるべく泥棒修業を始めた。逃走術、変装術等をマスターしていく平吉は、ある夜、ウェデングドレス姿で町を走る女性を見かける。彼女を追っているのは、平吉を罠に嵌めた張本人、怪人二十面相だった。彼女を二十面相の手から救い長屋へ連れてきた平吉は、彼女が羽柴財閥令嬢・羽柴葉子だと知る。上流社会に生きる葉子に腹を立てた平吉は葉子をノガミへ連れて行きそのまま一人で帰ってきてしまう。ノガミで下層階級の現実を目の当たりにした葉子は自分のすべき事を見つけた。平吉と共に長屋に戻った葉子は、自分が二十面相に追われていた理由を語る。テスラ装置、バベルの塔の絵、そして祖父から葉子へ託された「しあわせの箱」。平吉は葉子と源吉、そして明智とも手を組み二十面相の真の狙いに迫るべくある計画を立てる。
    二十面相の狙いとその正体とは? 平吉は無実を証明し元の生活に戻れるのか?―

    昨年、『パコと魔法の絵本』を観に行った時にこの作品の予告編を観て、「これは面白そう!絶対劇場で観る!」と決めていた。面白かった!
    迫力満点のアクションシーン、ほのぼのと笑えるコメディなシーン、切ない恋愛要素もありとても楽しめた。金城武さん、明智を演じた仲村トオルさんがとにかくかっこ良かった!ハート
    平吉が泥棒修業をするシーンで、始めは二十面相と戦う為の修業がだんだんと修業そのものを楽しんでいる様子が無邪気な少年のようで可愛らしかったハート源吉の作った装置を使いこなして鉄塔を乗り超えた時の「すっげーーー!オレ!」って叫びと、変装術を長屋の仲間達に披露し拍手喝采を浴びた時の表情に、罠に嵌められた直後の絶望は微塵も残っていない事を感じさせてくれる。
    明智の冷静さや上流階級の人間の気品と知性、垣間見える冷たさと狡猾さ、どれもがとても魅力的ハート明智小五郎という昭和のヒーローを見事に具現化してくれていた。平吉と手を組むと決めた時の「明智小五郎の名にかけて、君の無実を証明しよう」という言葉は、とても真摯に響いて安心させてくれた。それなのに、あぁ、それなのに……
    葉子を演じた松たか子さんは嫌味のないお嬢様ぶりが可愛くて素敵キラキラ。『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせるような凛としたお嬢様で、後ろから肩に手をかけた平吉を「無礼者!」と投げ飛ばしてしまったり、オートジャイロと呼ばれる小型の簡易ヘリコプターを操縦する姿と、その姿に唖然とする平吉達に「良家の子女のたしなみです!」と口にした姿はかっこ良かった!明智邸に潜入している平吉達の為、明智を足止めするべくとった「お色気作戦」が凄く可愛らしくて魅力的だった。
    平吉との間に芽生え始めた恋が切ない。けれど、「あなたを見守っている」という平吉の言葉は、葉子にとってとても心強い支えになっていると思う。太陽の光の下と夜の闇の下、違う時間に歩く2人だけど辿っている道は同じ、そんな関係も素敵だなと思った。

    とても楽しくて温かい気持ちにさせてくれる作品。
    「どんな悲惨な境遇に落とされても、希望を失わなければ幸福でいられる」そんな事を感じさせてくれた。

    この先では真相に触れていますのでご注意を。

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    モーリス・ルブラン著『怪盗紳士ルパン』

    ルパンと言っても三世にあらず。シャーロック・ホームズと並び全世界中で人気の怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンが初登場した作品。
    9編の連作短編。
    子どもの頃からホームズやルパンは大好き。どっちかというとルパンの方が好きだなぁ。

    大西洋を航海する客船プロヴァンス号に緊急無線が入る。
    「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、右腕に怪我、偽名はR…」
    無線はそこで途絶えてしまいルパンが名乗る偽名は頭文字しかわからない。世間を賑わせたあの怪盗紳士がこの船にいる、この中の一体誰がルパンなのか? 一等船室は興奮と恐怖と疑心暗鬼に包まれる―(『ルパン逮捕される』)

    このプロヴァンス号が港に着いた時、ルパンは待ち構えていたガニマール警部に逮捕されてしまうのだけど、その後第3話『ルパンの脱獄』見事に脱獄、この脱獄にかけたトリックがまた素晴らしいキラキラ
    鮮やかな手腕で欲しい物を手にする怪盗かつ詐欺師でありながらも、貴族や富豪の家からしか盗まず、女性や子ども、弱い立場の者達を守り助ける紳士的な姿はひたすらかっこいい・ハート
    それに紳士的でニヒルなイメージとは裏腹に、プロヴァンス号で出会い恋した女性に自分がルパンであると知れたら恐れられ嫌われるのではないかと怯えたり、数年後に盗みに入った先でその女性と再会してしまい目の前のお宝を諦めたり、怪盗デビューとなった事件では盗み先の主人に騙され利用されてしまったり、完璧ではない人間臭い面も描かれていてさらに魅力が増す・ハートそしてルパンと言えば変装の名人でもあるけど、彼の変装の手段はメイクと服装を変え、薬で皮膚や髪の色、声等を変える程度で大掛かりな事はせず、見た目を変える事よりも話し方や仕草、表情や立ち振る舞いを変えるといった並外れた観察力と役者としての才能を必要とするもの。同じく変装の名人であるルパン三世や怪人二十面相と比べると、現実的で高い技術を必要とする変装術で、怪盗として生きるルパンの並々ならぬ努力が伺える。優雅な紳士のイメージがあるけど、努力家で苦労してきた影が垣間見え、そこがまた彼の魅力に繋がってる・ハートアルセーヌ・ルパンというと荒唐無稽な冒険物と見られがちだけど、ミステリ小説としても質の高い謎解きを楽しめると思う。
    『ルパン逮捕される』にも短い中に叙述トリックとクローズド・サークルが盛り込まれ、『獄中のアルセーヌ・ルパン』や『ルパンの脱獄』にも心理的トリックや綿密な計算によるトリックが駆使されていて、ルパンの行動に片時も目を離せない・ハートそれと、『奇怪な旅行者』を始めルパン自身が自分の名誉の為に謎に挑むエピソードもあり、ミステリー、サスペンス、冒険譚、様々な要素が詰まっていて何度読み返しても飽きる事はない。

    アルセーヌ・ルパンが世に登場したのは今から100年も前の事。現代でも多くの人に愛されるルパンの魅力がつまった作品だと思う。

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    小説『KAIKETSU! 赤頭巾侍』 鯨統一郎

    江戸の町を舞台にした異色で痛快な一話完結型連作捕り物帳。

    宝永元年(1704年)。江戸の町を騒がせているのは、人の弱味につけ込んで悪行を働く輩を一刀の元に斬り捨てる正体不明の正義の味方、通称・赤頭巾侍。彼の正体は、永福寺の寺子屋で子ども達に読み書きを教える浪人・久留里一太郎。瓦版屋の勘太から情報を得るとすぐさま成敗に向かう一太郎だったが、その後定廻り同心の小田左右衛門之丞和正から「そいつは下手人ではない」と聞かされ狼狽する。しかし思考を巡らせ下手人の不可能犯罪の策を見事に破るのだった。
    そして一太郎には父親の仇を探すという目的もあった。仇の名前も素性も解らず、手掛かりは凄腕の剣客である事と死の間際に父が残した謎の言葉のみだった―

    事件が起き、下手人と思しき男の情報を得てすぐさま成敗、その後「そいつに犯行は不可能だ」と聞かされ無実の人間を思い込みで斬ったのかと狼狽し、思考を巡らせ(ちょっと強引な推理で)謎を解く。絵に描いたような勧善懲悪ストーリーと、お約束的展開の繰り返しがテンポ良く進み、直情型の一太郎の人柄と相まって軽快に読み進められた羅琉 ニヤリ
    そして繰り返されるお約束パターンの中に、父の仇を探す一太郎、赤頭巾侍の正体を探る小田、一太郎に思いを寄せる永福寺の娘・おゆうと剣術道場の娘・小雪、いつからか永福寺に住み着いたなまぐさ坊主の法源和尚、主要な登場人物の思いが盛り込まれ、終盤には意外な展開で魅せてくれるうるうる
    同心の小田が、その名の由来になっている小田和正さんの曲の歌詞に乗せて繰り返し呟く唐突な台詞(しかもそれは一太郎への秘かな想いだったりアップロードファイルキャッ)などに、作者の遊び心が伺えて面白い羅琉 喜
    仇討ちは江戸時代には幕府も認めた合法的な行為だった。けれど、仇討ちを果たした一太郎は寺子屋の子ども達にこう語る。
    「敵を討ったら、またその討たれた敵の親族が、討った者を恨むようになる。恨みが続くのさ。だから、敵討ちなんざ誰かが止めなきゃならねぇ。」
    静かに強く語るその言葉に一太郎の虚しさと淋しさがにじみ出ていて、それまでの痛快なノリとは裏腹なこの場面にジーンとしたアップロードファイル

    難しい事を考える事無く、思い込んだら一直線の異色な正義の味方が繰り広げるお約束満載の時代劇で楽しかったわーい

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